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八経ヶ岳 - 涅槃岳(旅日記 4日目)

今日はやっぱり朝から調子が良くなく上りの道だとすぐに息切れしてしまう。

たぶん風邪で夜中に咳をしまくっているので少し肺がやられているのかもしれない。

昨日八経ヶ岳で会ったおじさんにテント場として教えてもらった舟ノタワは
私が泊ったところから意外と近かった。

まだ日暮れまで1時間くらいはあったと思うので、
そのまま歩き続ければ昨日のうちにここまで来れたかもしれないと思ったりもしたが、
昨日テント張った場所はとても印象が良かったのでそれはそれで良しとする。


舟ノタワを過ぎ、楊子ノ宿小屋に到着。何時くらいだったかは覚えていない。

ここには水場があるという話を聞いていた。

昨日弥山の小屋で1リットル100円で入れてもらったが、
今日この先それだけではとても足りない。

水場は小屋から山の中を少し下って行ったところにあるので、
そこらへんにバックパックを置いて早速入れに行く。

そこで歯磨きと洗顔もついでにすませる。

私の場合、歯磨きと洗顔をしないと一日が始まった気がしないのだ。


今は2リットル1本と500ミリ1本の量の水を装備しているが、
これから先水場が少なくなるという話を聞いていたので、
500ミリのペットボトルがもう一本あったら安心だと思い、
そこらへんに落ちていないか、すでに誰もいない避難小屋の中をのぞいてみた。

小屋のすみの方にゴミとして誰かが捨てて行ったたくさんのペットボトルがすぐに目についたが、
あまりきれいとはいえないのでちょっと躊躇しながらさらに小屋の中を見渡してみると、
なんと水が満タンに入った500ミリのペットボトルが窓辺に置いてあった。

フタを開けてみるとどうやら中の水はそのまま飲めそうだ。

そしてさらにそのペットボトルの横には、
カロリーメイトや同系の栄養補助食品が入った袋が置いてある。

おそらく昨日か、ここ数日以内に泊った人が忘れて行ったものに違いないが、
わざわざこれを取りにここまで戻ってくるとは考えられない。

忘れた人には気の毒だけど、私は神様からのお恵みと思ってそれらを頂くことにした。感謝!


実は、お恵みはそれだけにとどまらなかった。

なんと小屋のドアの脇に軍手が一組脱ぎ捨ててあるように落ちていたのだ。

前の日記にも書いたように、今回私は手袋を持ってきていなかったので、
朝方の寒いときは軍手でもあればだいぶ違うのになあ、なんてことを
ここ数日ちょうど思っていたところだった。

もちろん、この軍手もありがたく頂戴することにした。感謝!!


楊子ノ宿跡ではけっこうゆっくりしてしまった。次に目指すは釈迦ヶ岳だ。

気になった木
気になった木

根っこが抱きついているラブラブの木
根っこが抱きついているラブラブの木


やっぱりあまり調子が良くないのか、とにかく持久力がなく、
ちょいちょい休憩が必要で、ときには少し長く休んだ。

何時間も歩いていると重いザックを支える肩が痛くなり、
今日は昨日までよりその痛みも頻度も増している気がして、
そのためにもザックを下ろして休憩が必要だった。

休憩しながら一人また一人と私を抜いていくのを見ていると、
自分の体力の無さを痛感せざるを得なかったが、
同時に本来自分はこんなはずじゃないんだけどなあ、と
原因不明の体調不良にどこかスッキリしない気持ちもあった。

崖の上の不動明王
こんな崖の上にも不動明王(?)が!

釈迦ヶ岳の手前で男性が二人休憩していた。
一人は弥山から、もう一人は弥山の少し手前から歩いて来たらしい。
二人とも私と同じく吉野から奥駆道を縦走しているということだった。


釈迦ヶ岳の上りは非常にしんどく、
そのぶん登りきった時は嬉しさと安堵感があった。

釈迦ヶ岳山頂の釈迦如来像
釈迦ヶ岳山頂の釈迦如来像

頂上に到着したのはちょうどお昼ころで、昼飯を食べる登山客でごった返していた。

先ほど会った二人の男性のうち一人がいたので地図を見せてもらう。

彼はできれば今日のうちに持経ノ宿跡まで行きたいが、たぶん無理だろうと言っていた。
でも今日持経ノ宿跡まで行ければ、明日玉置神社まで行くことができ、
その翌日にはゴールの本宮まで行けてしまうという予定が立つということだった。
つまりあと2泊、全行程を4泊というスケジュールだ。

ふむふむ、なるほど。
なんとなくこの先の道のことがわかってきたぞ。

私はこうやって奥駆道を縦走している人と話す機会があった時は、
その人がこの先どんな予定を組んでいるのか聞くようにしていた。

まったくのノープランで歩いている私にとってはそれがとても参考になるのだ。


彼が出発した後、私も昼飯(弥山の小屋で買ったミニドーナツ半袋)を食べ、
少しゆっくりしてから釈迦ヶ岳をあとにする。


石がゴロゴロした道を下り、やっと次の深山ノ宿跡に着くと、
こんどは釈迦ヶ岳手前で会った二人の男性のうちもう一人がお堂の日陰で休憩していた。

そこでまた話しこんでしまう。

話によるとここで昼食をとり、太陽が雲にかかるか少し涼しくなるのを待っていたらしい。
確かに今日は歩いていると自然と汗がしたたるほど暑い。

彼は前にも一度奥駆道の縦走経験があるらしく、この先の水場やテント場などにも詳しく、
地図を見せてもらいながら彼の予定も含めていろいろ教えてもらいとても助かった。

ちなみに彼は全行程を5泊で行く予定で今日入れてあと3泊あるので、
わりとゆっくりと行けるということだった。


13時ころ深山ノ宿跡を出発。

カッコいい木
カッコよすぎる木

私は大日岳が良いという話を聞いたので、ルートから外れてまた戻ってくることになるが、
その分岐点のところにバックパックを置いて行ってみることにした。

大日岳はいかにも行場といった感じの岩山で、
岩の斜面を鎖で上るルートと迂回して上る安全なルートがある。

私はよく分からずそのどちらでもない道なき道を岩をよじ登りながら
まるでロッククライミングをしているような感じで上っていると、頂上にいる人に
「そこは道じゃないですよ~、そこからは来れませんよ~
 戻って迂回の道があるのでそっち行った方がいいですよ~」
と言われるも私はそれを無視し、結局岩を登りきり頂上まで行くことができた。

大日岳山頂から
大日岳山頂から


帰りはくさり場を下りようかとても迷ったが結局迂回の道を下りることにした。

ルートに戻り、ふたたび先を目指す。



間もなく太古の辻。
ここは前鬼へと下りる道と南奥駈との分岐点だ。

太古の辻
太古の辻

ここでちょうど大峯奥駈道の半分を歩いたことになる。
まだ半分だけどちょっとした達成感があった。



その先の天狗山に着いたとき、自分の進行方向から
タイミング良く一人のおじさんが歩いてきて、また話しこんでしまう。

おじさんはこのあたりの山を知り尽くしている人で、
今は深山ノ宿跡にテントを張ってそこを拠点に周辺の山の中を散策しているのだという。

今日はこのあたりの下の川まで下りて行き、Tシャツと身体を洗って
夕食用に魚3匹とキノコを取ってきたらしい。

夕食に魚かあ~。いいな~、おれも食べたい~なんて思いながら、
キノコは持参のバターで焼いて食べるなんて話を聞いているだけで
よだれがたれてきそうだった。


こっちの谷は原生林でよいところだとか、
何月にはこの花が咲いて、どこそこにキノコがたくさん生えるとか、
あれはこれこれという名前の鳥だとか、
とにかく自然や動植物の知識がとても豊富で、
それを楽しそうに話しているのが印象的だった。

この人は山の中に入れば食べ物にも困ることなく生きていけそうだと思った。
私はまったく何の知識もないけどこういう自然のことに詳しい人にとてもあこがれる。


奥駆道を縦走する人はただ尾根の上を急ぎ足で歩いて行くだけだけど、
もっとゆっくり山を見ることでまたさらにいろいろと見えてくるものがあって
そこに山の面白さがあるというおじさんの話に、私は少し考えさせられた。

2泊で行くとか4泊で行くとか、私はいろんな人の予定を聞いているうちに
特に理由もなく先へ先へと足を進めることだけが目的になってしまっている自分に気づき、
食糧が許す限りもう少しゆっくりと行ってもいいのかもしれないと思った。


おじさんと話している途中、深山ノ宿跡で会った彼が遅れてやってきて
一緒におじさんの話に聞き入っていた。


天狗山は16時くらいに出発。
おじさんと別れ一緒に話を聞いていた彼と夕方の尾根道を歩いた。

途中いろいろ話をする中で、私はあと3泊の予定で行こうと思っていたけど、
時間の制約があるわけでもないし、さっきのおじさんの話を聞いて、
あと1泊追加してもう少しゆっくり行こうかと思ったという話を彼にした。

すると、食糧は大丈夫なのか心配されたので、
「最後の日はカロリーメイト1箱でもいいかな」なんて冗談半分に話すと、
「食べないで余るものがあるからよかったら持っていってください」と彼。

パインのドライフルーツと水に溶かして飲むレモンの粉末を頂いた。

なんとお礼を言ったらよいのか、とにかく本当にありがたかった。感謝!!!

南奥駆
最左の山が涅槃岳。その手前の谷が本日のテント場


彼は天狗の稽古場の少し先に来たところでテントを張るということだったが
涅槃岳の手前でテントを張れると彼が言っていたので、
まだ時間もあるし私は彼と別れそこを目指すことにした。


そこから30分くらい歩いた涅槃岳直前の谷間でテントを張り本日は終了。

結構近くでしばらくシカの鳴き声が聞こえていた。

テント場
この周辺にテントを張った


さっき頂いたばかりのレモンの粉末を早速水に溶かして飲んだ。

ちょうど舌が欲していた味だったのか、本当にうまかった!ありがとう!


【本日の食事】
朝:カロリーメイト1箱
昼:ミニドーナツ半袋
夜:パインドライフルーツ(お恵み)、バランスパワー1箱

>>熊野古道 大峯奥駈道~中辺路歩き旅日記 5日目

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テーマ : 世界遺産・遺跡・名所
ジャンル : 旅行

tag : 世界遺産 登山 大峯山脈 大峯奥駆道 熊野古道

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