行仙宿 - 玉置神社 本宮辻(旅日記 6日目)
今日は朝6時前に行仙宿の小屋を出発。
朝もコーヒーを入れていただき、出掛けにまたいろいろと食糧を頂いてしまい、
行仙宿小屋では最後の最後まで至れり尽くせりだった。
このご恩は一生忘れません!
新宮山彦グループのみなさん、ありがとうございました!
歩き始めると昨日までと違いなんだかとても足取りが軽い。
全身にエネルギーが行きわたっているような、
安定感のある本来の自分の身体の感覚という感じだ。
これまで続いていたちょっと貧血っぽい症状もなくなっている。
スタミナがあるというか、なにしろ疲れない。
・・・そうか。すべては食事だったのだ。
今までどうして自分はこんなに体力がないのか、すぐに疲れてしまうのか、
その原因がまったくわからず、自分の気付かないうちにいつの間にか体力が落ちたのだと思っていたが、
それはまったくの見当違いだったということがわかった。
そう。ただ単にカロリーが足りていなかっただけなのだ!
カロリーメイトだけでは、カロリーが足りなかったのだ!
昨日の夜、腹いっぱい食べたことで、
十分に身体にエネルギーが補給されたということなのかもしれない。
行仙宿から笠捨山山頂までは120分という表示があったが、
もっと短時間で着いてしまった。
朝一の笠捨山頂は空気もよく静かで居心地がよかった。
ここで朝食を食べ、少しゆっくりしてからいざ出発というとき、
近くにあった道標に目をやるとそこには“熊野本宮大社”の文字が!
これまで大峯奥駈道を歩いて来ていくつもの道標を見てきたが、
たぶん“熊野本宮大社”の文字が出てきたのはここが初めてだったと思う。
それだけゴールに近づいてきたということだ!

いよいよ現れた“熊野本宮大社”の文字
本宮大社の文字を見てさらに元気が出てしまった私は、
いつの間にか地蔵山も越えていて目指すは玉置神社。
一山でも二山でもかかってこい!いくらでも越えて行ってやるぞー!という気分。

恐竜みたいな木
昨日まではちょっと歩くとすぐに休憩したくなり、
あまり動きたくなく、先に進む気力もなんとかふり絞っていた状態だったが、
今日は汗がしたたり熱くなった身体を冷やすための休憩で、
特に身体が疲れているわけでもなく、息があがっているわけでもないのだ。
ちょっと身体が冷えて汗がひけばまたすぐに動きだせる。
気力、体力ともにバッチリで、なにより動けることが嬉しく、早足でどんどん前に進んで行った。
すべては昨日の夜食べた食事のおかげだ!
それにしてもたった一食腹いっぱい食べるだけでこれほどまでに体力が回復するとは驚きだった。
食事の大切さをこんなに身にしみて実感したことは今までにない。
やはり人間しっかり食わなければだめなのだ!

玉置山へはしばらくこんな感じの道が続く
玉置山のちょっと手前から山の中の道が整備されていない状態で、
構わずそのまま進んで行くとすでにどこが道なのか判別不能になってしまったので、
仕方なく近くの車道まで出ることにした。
ちょうど車道に出たところに見晴らし台のようなところがあったので、
そこのトイレの手洗い水で手ぬぐいを濡らして、汗でべとつく身体を拭いた。
車道を少し歩くとまた山の中へと続く道があった。
玉置山を越え、いよいよ玉置神社へ。

玉置山から玉置神社へ
玉置山から玉置神社へ続く下りの山道には今まで歩いてきた道では見ることのできなかった
明らかにレベルの違う大木が何本も待ち構えていて、
巨樹、巨木が好きな私はいちいち足を止める回数が増えてしまう。

玉置神社手前で出会った巨木
山道にある数本の大木で感動するのはまだ早く、
いざ玉置神社に到着し境内周辺を散策するとそこは巨樹、巨木のオンパレードだった。
私は一人でアドレナリン大放出状態。
神社そのものよりもその圧倒的な存在感でたたずむ数本の御神木や巨樹に
しばらく心を奪われていた。

夫婦杉

県内一の大杉と私

樹齢3000年! 神代杉
水を補給して神社を出発したのは16時半ごろ。
ここではかなりのんびりしてしまった。
翌日は雨が降るという話を聞いていたので、
今日のうちに出来るだけ距離を稼いでおきたいと思っていた。
しかし、神社から500mほど行った本宮辻のところで、
昨日行仙宿の小屋で一緒だったおじさん二人がすでにテントを張っていて、
この先大森山までの2時間くらいはテントを張る場所がないという話を聞き、
さらにここから目的地の本宮大社までは7、8時間らしく、
朝6時に出発したとしても昼の1時や2時、遅くても3時には着けると思い、
私もここ本宮辻でテントを張ることにした。

今日はここまで(本宮辻)

こんな感じのテント場
今日は本当に足取りが軽かった。
まだまだいくらでも歩ける。歩いてもほとんど疲れない。
やっと本来の自分の歩きが出来てとても嬉しい1日だった。
すべては食事だったのだ!
いよいよ明日は大峯奥駈道ゴールの熊野本宮大社だ。
【本日の食事】
朝:ライトミール(カロリーメイト系食品)1箱(お恵み)、6Pチーズ(お恵み)
昼:おにぎり1個(お恵み)、バランスパワー1箱、缶コーヒー(お恵み)
夜:チョコパン(お恵み)、小さいコッペパン(お恵み)、パインドライフルーツ(お恵み)、
バランスパワー半箱、味好み(お恵み)
>>熊野古道 大峯奥駈道~中辺路歩き旅日記 7日目
朝もコーヒーを入れていただき、出掛けにまたいろいろと食糧を頂いてしまい、
行仙宿小屋では最後の最後まで至れり尽くせりだった。
このご恩は一生忘れません!
新宮山彦グループのみなさん、ありがとうございました!
歩き始めると昨日までと違いなんだかとても足取りが軽い。
全身にエネルギーが行きわたっているような、
安定感のある本来の自分の身体の感覚という感じだ。
これまで続いていたちょっと貧血っぽい症状もなくなっている。
スタミナがあるというか、なにしろ疲れない。
・・・そうか。すべては食事だったのだ。
今までどうして自分はこんなに体力がないのか、すぐに疲れてしまうのか、
その原因がまったくわからず、自分の気付かないうちにいつの間にか体力が落ちたのだと思っていたが、
それはまったくの見当違いだったということがわかった。
そう。ただ単にカロリーが足りていなかっただけなのだ!
カロリーメイトだけでは、カロリーが足りなかったのだ!
昨日の夜、腹いっぱい食べたことで、
十分に身体にエネルギーが補給されたということなのかもしれない。
行仙宿から笠捨山山頂までは120分という表示があったが、
もっと短時間で着いてしまった。
朝一の笠捨山頂は空気もよく静かで居心地がよかった。
ここで朝食を食べ、少しゆっくりしてからいざ出発というとき、
近くにあった道標に目をやるとそこには“熊野本宮大社”の文字が!
これまで大峯奥駈道を歩いて来ていくつもの道標を見てきたが、
たぶん“熊野本宮大社”の文字が出てきたのはここが初めてだったと思う。
それだけゴールに近づいてきたということだ!

いよいよ現れた“熊野本宮大社”の文字
本宮大社の文字を見てさらに元気が出てしまった私は、
いつの間にか地蔵山も越えていて目指すは玉置神社。
一山でも二山でもかかってこい!いくらでも越えて行ってやるぞー!という気分。

恐竜みたいな木
昨日まではちょっと歩くとすぐに休憩したくなり、
あまり動きたくなく、先に進む気力もなんとかふり絞っていた状態だったが、
今日は汗がしたたり熱くなった身体を冷やすための休憩で、
特に身体が疲れているわけでもなく、息があがっているわけでもないのだ。
ちょっと身体が冷えて汗がひけばまたすぐに動きだせる。
気力、体力ともにバッチリで、なにより動けることが嬉しく、早足でどんどん前に進んで行った。
すべては昨日の夜食べた食事のおかげだ!
それにしてもたった一食腹いっぱい食べるだけでこれほどまでに体力が回復するとは驚きだった。
食事の大切さをこんなに身にしみて実感したことは今までにない。
やはり人間しっかり食わなければだめなのだ!

玉置山へはしばらくこんな感じの道が続く
玉置山のちょっと手前から山の中の道が整備されていない状態で、
構わずそのまま進んで行くとすでにどこが道なのか判別不能になってしまったので、
仕方なく近くの車道まで出ることにした。
ちょうど車道に出たところに見晴らし台のようなところがあったので、
そこのトイレの手洗い水で手ぬぐいを濡らして、汗でべとつく身体を拭いた。
車道を少し歩くとまた山の中へと続く道があった。
玉置山を越え、いよいよ玉置神社へ。

玉置山から玉置神社へ
玉置山から玉置神社へ続く下りの山道には今まで歩いてきた道では見ることのできなかった
明らかにレベルの違う大木が何本も待ち構えていて、
巨樹、巨木が好きな私はいちいち足を止める回数が増えてしまう。

玉置神社手前で出会った巨木
山道にある数本の大木で感動するのはまだ早く、
いざ玉置神社に到着し境内周辺を散策するとそこは巨樹、巨木のオンパレードだった。
私は一人でアドレナリン大放出状態。
神社そのものよりもその圧倒的な存在感でたたずむ数本の御神木や巨樹に
しばらく心を奪われていた。

夫婦杉

県内一の大杉と私

樹齢3000年! 神代杉
水を補給して神社を出発したのは16時半ごろ。
ここではかなりのんびりしてしまった。
翌日は雨が降るという話を聞いていたので、
今日のうちに出来るだけ距離を稼いでおきたいと思っていた。
しかし、神社から500mほど行った本宮辻のところで、
昨日行仙宿の小屋で一緒だったおじさん二人がすでにテントを張っていて、
この先大森山までの2時間くらいはテントを張る場所がないという話を聞き、
さらにここから目的地の本宮大社までは7、8時間らしく、
朝6時に出発したとしても昼の1時や2時、遅くても3時には着けると思い、
私もここ本宮辻でテントを張ることにした。

今日はここまで(本宮辻)

こんな感じのテント場
今日は本当に足取りが軽かった。
まだまだいくらでも歩ける。歩いてもほとんど疲れない。
やっと本来の自分の歩きが出来てとても嬉しい1日だった。
すべては食事だったのだ!
いよいよ明日は大峯奥駈道ゴールの熊野本宮大社だ。
【本日の食事】
朝:ライトミール(カロリーメイト系食品)1箱(お恵み)、6Pチーズ(お恵み)
昼:おにぎり1個(お恵み)、バランスパワー1箱、缶コーヒー(お恵み)
夜:チョコパン(お恵み)、小さいコッペパン(お恵み)、パインドライフルーツ(お恵み)、
バランスパワー半箱、味好み(お恵み)
>>熊野古道 大峯奥駈道~中辺路歩き旅日記 7日目
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テーマ : 世界遺産・遺跡・名所
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