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小笹 - 八経ヶ岳(旅日記 3日目)

やはり今日も寒くて熟睡できなかった。

5月とはいえ標高2000メートル近くのところにいるわけだから、寒くて当然なのだ。

昨日大峯山寺で会ったおにいさんが、
小笹に泊まるなら翌日は弥山(みせん)あたりまで行くとよいと地図を見ながら教えてくれたので、
今日の目的地は弥山にすることにした。


歩き始めてみると昨日より体調が良い気がする。
もしかしたら身体が慣れてきたのかもしれない。

朝のうちはけっこう寒く、見かける人はみんな手袋をしていて、
手袋を持ってきていなかった私はそれを見て「いいな~」なんて思いながら
ポケットに手を突っ込んで歩いた。

まずは、行者環岳を目指す。

根こそぎ倒れる木
根こそぎ倒れる木=尾根道には見慣れてしまうほど根こそぎ倒れている木がたくさんある


途中、道を見失ってしまい違う方向に歩いている気がしたので
立ち止まって後から誰か人が来ないか待っていると間もなく一人通りかかり、
私が違う方向に歩いていることを教えてくれたので助かった。

岩にしがみつく木
岩にしがみつく木

根っこの下を通り抜ける
根っこの下を通り抜ける=道に迷ったのは確かこのあたり


行者環岳の頂上は一度ルートから外れて登り、また帰ってこなければならない。
私は何かを期待して登ってみたが特に何があるというわけでもなく、
木が生い茂っていて眺めがよいというわけでもなかったので、
わざわざ行かなくてもよかったかなと思った。

頂上では名古屋から来たというおじさん3人が昼飯を食べていて、
うまそうなおにぎりと漬物を見て思わずよだれがたれそうになる。

ゴールデンウィークということもありこのあたりの山は登山客がたくさんいて、
名古屋のおじさんたちも日帰りで登って、車で移動してまた明日大峯山系の別の山に登ると言っていた。


行者環岳をすぎてから、道の途中ですれ違ったツアーの団体の案内役のような人に、
行者環岳の頂上はちょうどこの季節にシャクナゲの花でいっぱいになるという話を聞いたが、
私が行った時はまだ時期が早かったのか花など一つも見当たらなかった。


行者環岳から少し歩くと行者環小屋がある。

行者環小屋
行者環小屋

昨日大峯山寺で会った2泊で本宮まで行くというおにいさんは、
昨日のうちにここまで来たということだ。おそるべし!

小笹で顔見知りになったおじさんがここで昼飯を食べていた。

私はノンストップで弥山を目指す。


このあたりから弥山に行く道は比較的アップダウンも少なく順調なペースで歩けたが、
弥山の少し手前から頂上までひたすら続く登りの木の階段はかなりしんどく、何度も休憩した。

本来の自分というか、いつも登山をするときなどはもっと体力があったと思うのだが、
奥駆道を歩き始めてからはなぜかとても疲れやすい気がする。

身体が何かおかしいのだろうか。年配のおじさんにも抜かれてしまう。


午後2時半ごろ、やっとの思いで弥山小屋に到着。
ここは避難小屋ではなく、奥駈道で唯一山小屋として営業している小屋だ。

連休ということもあり小屋周辺にはたくさんの人がいて、
缶ビールをうまそうに飲んでいる姿が印象的だった。

弥山
弥山=奥が神社へと続く道。立ち枯れしている木が目立つ。


私はその辺にバックパックを置き、
小屋から少し歩いた弥山の頂上にある弥山神社に向かった。

神社へと続く道はほとんどの木が立ち枯れして白くなっていて、ちょっと異様な雰囲気だ。

弥山神社は、パワースポットとして有名な天河神社の奥宮でもある。

神社の前では老若男女10人くらいのグループが、ひざまずいて
般若心経を繰り返し詠唱していた。

私はその横で簡単にお参りを済ませた後、
近くのよく陽の当っているベンチに横になっていると
その般若心経をBGMにいつの間にか寝てしまっていた。

30分後くらいに起きてまた小屋の方に戻る。

弥山小屋には売店があるという話を昨日大峯山寺で会ったおにいさんに聞いていたので、
売店を探してみるがそれらしいものは見当たらなかった。

結局その辺の人に聞いて小屋の中にあることが分かり、
一袋300円のお菓子を3袋(ミニドーナツ、バナナチップス、パインアメ)と
300円の缶ジュースを1本、水1リットル100円を購入。

その場でオレンジジュース一気飲み。

食に対しての渇望がすごく、値段などはどうでもよかった。
手持ちの食料が増えたことで安心感が増した。


弥山には泊るつもりでもいたのでだいぶゆっくりしていたけど、
人が多くて自然の中にいるという感じがしないし、
少しでも標高が低いところの方が夜は暖かいだろうし、
昼寝して少し体力も回復したし、まだ16時くらいだったので今からならまだ結構歩けると思い、
迷った末に先へ進むことにした。


16時半くらいに八経ヶ岳山頂に着く。

八経ヶ岳山頂
八経ヶ岳山頂

休憩していると自分とは反対方面から一人のおじさんが登ってきた。

この先の道の情報が聞けるかも知れないと思い話しかけてみた。

おじさんは今日、前鬼(ぜんき)から歩いてきたそうだ。

弥山に泊らないとなると次は楊子ノ宿小屋を目指すのが一般的らしいが、
ここからだとまだ3、4時間はかかるということで
明るいうちにたどり着くのはとても無理そうだ。

楊子ノ宿小屋の少し手前にある船ノタワというところが平らなところで、
そこにもテントを張れるということだったが、
地図上では楊子ノ宿小屋のすぐ近くという感じでここまで行くのも無理。

おじさんの話では船ノタワから八経ヶ岳に来るまでの間で、
テントが張れそうな平らなところは見当たらなかったので、
また弥山に戻った方が賢明かもしれない、と。

それにこの先はガレ場が多いので暗くなって歩くのは危険だとも言っていた。

おじさんは地図を出して親切にいろいろ説明してくれたが、
私は内心では自分のテント一張りくらい張れる場所はあるだろうと楽観的に考えていた。

他にも水場を教えてもらったり、いろいろ話しているうちに時間がたち、
八経ヶ岳を出たのは17時くらい。


先の道はアップダウンも少なくペースアップして歩くことができた。

DSC_0153.jpg


おじさんが言っていた通り、確かにガレ場が多く足を滑らせてヒヤッとする場面もあった。

ガレ場
ガレ場=あぶないあぶない。スピードより安全第一だ。


また、斜面が続き平らなところを見つけるのが難しかったが、
しばらく歩いているとところどころにテントが張れそうな場所はあった。

平らな場所を見つけるたびにここを逃したらこの先もうないんじゃないかという不安を抱えながら、
先へ先へと足早に歩いていると、「今日はここに泊れ」と向こうから訴えかけられているような、
絶好の場所が目の前に現れた。

時間は17時50分。まだ先に行くこともできたが、
最初に見たときの印象が大自然の中という感じでとてもよい場所だったので、
今日はここにテントを張ることに決めた。

テント場
テント場=あの場所の素晴らしさは写真ではいまいち表現できない


他の場所は風が結構吹いているのに、不思議とここだけ風がなかった。


【本日の食事】
朝:カロリーメイト1箱
昼:なし(オレンジジュース)
夜:バランスパワー1箱

>>熊野古道 大峯奥駈道~中辺路歩き旅日記 4日目

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テーマ : 世界遺産・遺跡・名所
ジャンル : 旅行

tag : 世界遺産 熊野古道 登山 大峯山脈 大峯奥駆道

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